電気式陶芸窯の修理
遠方(45Km)のお客様より電気窯の温度が上がらない
予め見当をつけて、工具及び部品を準備して伺いました。
まずは点検
修理の前にお客様に状況を電話で聞いていましたが、
予想通り
制御ボックス内を点検したところヒーター線ではなく、
ヒーター線を結線しているリード線が切れていました。
リード線結線行い、通電する前に再度他の箇所に不具合がないか点検。
・プログラム式温度計の表示が正しいか
・ヒーター回路入り切りスイッチに不具合がないか
・実際に動かしてみて窯内部の温度が上がるか
・ヒーター線も計測し寿命もおしらせ!
点検をしてお客様に安心して使って貰える状態にて修理完了。
故障原因を突き止める、直すばかりではなく
その他の箇所の弱り具合もお知らせすることで安心してお使いいただけます。
窯が古くなって故障個所が出始めた場合正常にみえる部品も劣化しています。
次々と壊れていきその度に一つ一つ直すのか
周りの部品全て直すのか
お金のかかることですのでどちらを選択するかですが
故障した窯は今は直り窯焚きできましたが
弱った窯ですので次の窯焚きの時にまた壊れたという事もある事をご理解願いたいです。
切れたら繋ぐ、壊れたら取り替える
年老いた窯ですので、新品窯には戻りませんが
応急手当的な直し方から大改造的直し方色々試みます。
窯屋だからこそ他社の窯でもしっかりとした点検ができます。
ai-kb@ai-kb.com
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投稿者:綿貫静香
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